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ペプチドシークエンス(N末端アミノ酸配列解析)

タンパク質のN末端からのアミノ酸配列を
決定します。

精製したタンパク質・ペプチドのアミノ酸配列を、エドマン分解法を用い、N末端側から1残基ずつ順次同定します。質量分析のようにデータベースに依存しないため、配列情報が乏しいタンパク質の解析にも適しています。

ペプチドシーケンス画像


基本試験料金

試験項目 金額(税別)
ペプチドシークエンス 1検体
(5残基まで)
48,000 円
ペプチドシークエンス 6残基以降
1残基ごとに
4,500 円
・PVDF膜サンプル・液体サンプル・固体サンプルの何れかでお願いいたします。
・N末ブロックなどで読めない場合でも、5残基までデータをとります。

オプション料金

        
試験項目 金額(税別)
システイン残基検出(還元アルキル化) 30,000 円
脱塩・濃縮 15,000 円
 

分析依頼についてのQ&A(クリックで展開します)

使用機器は何ですか?
A
Applied Biosystems社のProcise492HTです。

サンプル量はどのくらい必要ですか?
A
基本的な装置の性能は10pmol以上となっています。より微量でも解析できる場合もありますが、試料の純度はより重要な要素です。

システインは検出できますか?
A
システイン残基は壊れてしまい検出できません。必要な場合は、還元アルキル化が必要です。弊社で行う場合は、4-ビニルピリジンでアルキル化し、追加料金30,000円となります。

溶液の分析もできますか?
A
試料以外の不揮発性成分を含まなければ、分析可能です。緩衝液、塩類を含む場合は脱塩が必要です。弊社で脱塩する場合は15,000円追加料金となります。

アクリルアミドゲルの状態で分析できますか?
A
アクリルアミドゲルからは分析できません。ブロットが必須です。

ニトロセルロース膜に転写した試料も分析できますか?
A
ニトロセルロースは、ペプチドシークエンスの試薬に耐性がないため、使用できません。

PVDF膜の染色は何が良いですか?
A
染色は、CBB R250が最も適しています。感度が良く、分析を妨害しません。

リン酸化は検出できますか?
A
リン酸化スレオニン、リン酸化チロシンは検出できません。リン酸化セリンは感度が落ちますがデヒドロアラニンとして検出可能な場合があります。

N末がブロックされている可能性があります。
A
N末が、アセチル化、ピログルタミル化など、ブロックされていると分析できません。デブロックは弊社では受託しておりません。

解析残基数を決めずに、読めるだけ読んで欲しいのですが。
A
ご相談下さい。

読めなかった場合も料金はかかるのですか?
A
読めなくても試薬は同じだけ使用しますので、料金はかかります。

糖鎖があるとどうなりますか?
A
糖鎖のついた残基は、検出されず、そのサイクルはブランクとなります。

複数のペプチドが混ざっている場合はどうなりますか?
A
単一に精製された試料を分析する事が基本的な考えです。複数混ざっている場合は、その割合を反映した結果となります。配列既知のペプチドの場合は比較的解釈が容易ですが、未知のペプチドの場合は配列の特定ができない場合もあります。

PVDF膜に転写した試料はどのように送ればよいですか?
A
PVDF膜に転写された試料は乾燥していれば安定ですので、充分乾燥させて目的のバンドを切り抜き、エッペンドルフ型チューブなどに入れて室温でお送り下さい。CBBは分析を妨害しないのと、弊社でトリミングをする場合がありますので、試料はCBBで染まっていた方が良いです。バックグラウンドは脱色して下さい。また、乾燥させる前に、清浄な容器と純水で充分すぎるほどすすいで下さい。

溶液の試料はどのように送ればよいですか?
A
溶液の場合は、現在保管されている状態(冷蔵あるいは冷凍)で お送り下さい。凍結融解を最小限にしたい為です。

粉末、個体の試料は分析できますか?
A
凍結乾燥などされた試料は、弊社で20%アセトニトリル、0.1%TFAに溶解してから分析します。もし、より適切な溶媒がある場合は、お知らせ下さい。



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